2025年9月7日(日)、ナタショウトレイルランニングレース2025が開催されました。
大会1週間前の時点では雨予報でしたが、大会当日は一変して快晴。
連日の猛暑で気温は高いものの、心地よい風が吹き続け、絶好のレース日和となりました。

3回目の開催となる今大会は、エントリー数が304名。第1回大会と比べると2倍のエントリー規模です。
大会当日は265名の選手が来場してくださり、山深く、物静かな福井県おおい町名田庄地区が、早朝から活気づきました。

早朝 6:30から始まる開会式では、FBC(福井放送)の川島秀成アナウンサーがMCを務め、スペシャルゲストの小山田隆二さんと共にスタート会場を盛り上げてくれました。
そしてAM 7:00、おおい町長 中塚 寛さんの合図で競技スタートです。


ナタショウトレイルランニングレースの特徴は、最初のピーク『頭巾山 871m』から終盤の山『八ヶ峰 800m』へと続く、開放的な尾根を走る事。踏み跡が少なく、人の手が入っていない尾根を走る感覚が最高なんです。
また、アップダウンがこれでもか!というくらい続くのも名田庄トレイルの特徴。とてもキツイコースですが、“若狭湾を眺望できるスポット”、“木漏れ日差し込むブナ林” など景色を楽しみながら走っていただけたかなと思います。
この日は朝から風が吹き、尾根沿いは涼しく、気持ち良いトレイルランニングが出来たという選手が多かったようです。




ナタショウトレイルランニングレース2025の入賞者は以下の通り。
コンディションの良さもあってか、大会新記録が出ました。また2回以上参加されている選手においては、自己ベスト更新した方が多い結果となりました。皆さん、速かったです。
<男子部門>
【1】No.177 岡本 順央 3時間55分06秒(大会新記録)
【2】No.308 野口 奨太 3時間58分09秒(歴代2位記録)
【3】No.327 樋山 邦治 4時間07分57秒
<女子部門>
【1】No.314 橋本 美奈 4時間30分35秒(女子部門2連覇)
【2】No.245 島 真喜子 4時間41分06秒
【3】No.278 千代 のぞみ 4時間58分00秒


今年もふるまい会場が大盛況
ふるまい会場(ゴール地点)の八ヶ峰家族旅行村には、ドボンできる川や大浴場があり、汗を流した後、ゆっくり食事が出来るのが特徴です。へしこおにぎり、塩おにぎり、きのこカレー、梅ジュース、焼き鳥、鳥の唐揚げ、ワカサギの素揚げ、などボリューム満点の食事が”無料”でふるまわれ、選手同士で歓談を楽しんでいました。
『ナタショウはゴールしてからが本番!』と言ってくれる参加者もいるくらい、ふるまいサービスが人気になっており嬉しい限りです。
今年はビールを含む、様々なドリンクを販売してくれるキッチンカーが来てくれて、こちらも大好評でした。




ふるまい会場には物販コーナーも設営。小山田さんの『道がまっすぐ』では、【ナタショウトレイルランニングレース】と【道がまっすぐ】のコラボTシャツを販売してくださいました。シンプルで、めっちゃカッコイイTシャツです。



表彰式では上位1〜3位の表彰に加え、特別賞として最高齢 参加者と最遠方 参加者に記念品が贈呈されました。最高齢はなんと74歳が2名。今大会は70代の参加者が7名もいて、元気なシニアが多かったです。最遠方は『沖縄県の宮古島』からお越しの方。まさか沖縄県の離島から来てくださるとは… 嬉しすぎです。
表彰式のあとはサプライズイベント!!
協賛企業よりご提供いただいた豪華商品の争奪じゃんけん大会が開催されました。商品を提供してくれた企業は ALTRA JAPAN 様 , WORKROWN UNIFORM 様 , MOOSE 様 です。本当にビックリするくらいの豪華商品が多数登場し、じゃんけん大会は大盛りあがりでした。協賛企業の皆様、本当にありがとうございました。



ゴールでは様々なドラマがありました。お子さんと一緒にゴールテープをきるお母さんの姿、最終関門ギリギリ通過の若者が最後まで諦めずゴールして涙する姿など、感動的なシーンを見ることが出来ました。トレイルランニングを通じて、こういった場面に立ち会えるのは素敵な事ですね。ナタショウトレイルランニングレースに参加した皆さんが、これからもトレイルランニングを楽しんでくれると嬉しいです。


そして、そして、最後に、最終ランナーにサプライズ!!
なんと小山田隆二さんの『道がまっすぐ』より、GarminのGPSウォッチがプレゼントされました。
「これからもトレイルランニングを続けて欲しい」という願いを込めてのプレゼントだそうです。
粋な計らいでした。


ナタショウトレイルランニングレースは、おおい町が整備を進めるロングトレイルルート『名田庄トレイル』を活用し、地元名田庄のPRに繋げたい思いから企画が始まりました。
名田庄の地で、トレイルランニングという競技を楽しんでもらうのはもちろんの事、名田庄の環境を感じ、郷土料理を味わい、地域住民とふれあい、またその場に居合わせた選手同士で親睦を深める。そんな大会になれば最高だなと思っています。ゴール地点で実施している『ふるまいサービス』は、そんな思いを実現しつつあり、今後も継続していきたいです。
本大会は3年目を迎え、ありがたいことに毎年、受付締切を待たずに参加チケットが完売しております。加えて、今年度はアフターイベントである『ゲストとのBBQ懇親会』が大人気で20名の枠が早々に完売。9/7当日の懇親会は夜遅くまで、飲んで、食って、盛り上がりました。
参加者からは『ゲストと近い距離でじっくり話せるのは嬉しい』との声をいただいてます。3大会連続でお越しいただいてる小山田隆二さん、松井裕美さんに感謝です。
お二人とも競技に出場するだけでなく、大会運営や店舗運営など幅広い活動をされており、話がとても面白く、同席していた大会実行委員メンバーも参考になる話が聞けて喜んでます。
ナタショウトレイルランニングレース2025は、選手、ゲスト、協賛企業、ボランティア、関わってくれた皆様のおかげで、事故なく無事に終えました。
また、『来年も参加したい』との声を多数いただいています。次年度開催に向けて、課題を改善しつつ、開催計画を進めてまいります。


【ゲスト】小山田隆二
●TODAY RUNNING COMPANY 道がまっすぐ 代表
●スリーピークス八ヶ岳トレイル&バターになったトラ競走 コースディレクター
●エスカレーターに乗るトレイルランナー
●Team ANSWER4
●michigama WILDGUTS Founder
【ゲスト】松井裕美
●スリーピークス八ヶ岳トレイル&バターになったトラ競走 事務局長
●日本トレイルランニング協会理事
●日本トレイルランナーズ協会常務理事
●Run boys! Run girls! スタッフ
【写真撮影】佐野誠二
●滋賀県高島市を拠点に活動する自然派フォトグラファー。
●合同会社サニーワークス 代表。
●ローカルメディア “ニジノート” 運営。